カメラ用メモホルダー(コンパクト) / Memo Holder for Film Camera

フィルムカメラ時代の標準装備といえば、メモホルダーではないでしょうか。
カメラの裏蓋に取り付けられた、四角いアレです。
使い方はアナログながら実にさまざま。
フィルムの箱のベロを入れたり、簡易露出表を入れたり、あるいは撮影時の設定メモを入れたりはもちろん、
自分の名前やサインを書いておいたり、好きな人の写真を入れていたりした人もいるようです。
少し前まで、アクセサリー用品として後から貼り付けるタイプのメモホルダーがあったのですが、
フィルムの衰退に伴い、生産を終えてしまったようです。

本部品は、そんなことから作ってみた物のひとつ。
フィルムの箱のベロを入れるとわずかに上が飛び出るサイズで作ってみました。
そのうち他の大きさも作ろうかと思っています。

ところで、フィルムカメラ全てにメモホルダーが付けられていたかというと、
後付のアクセサリーがあることからも考えられるとおり、付いていないカメラも存在します。
コストの問題から付かなかったカメラもありますが、そもそも「」のない時代もありました。
一眼レフカメラが誕生する前は、インジケーターダイヤルによる方式が主流でしょうか。
フィルム装填後に「デーライト」や「タングステン」等に合わせておき、取り出したら「空」に合わせる
「どの種類のフィルムを入れているか」を表示するためだけのダイヤルがありました。
その後カメラの高機能化が進み、露出補正ダイヤル等に居場所を奪われてしまい、
何も無かった裏蓋にダイヤルが移された後、「メモホルダー」として進化したのだろうと考えています。
フィルムの箱のベロ(フラップ)にはブランド名や撮影可能枚数が記載されていたため
このような形に変わったのは、実に合理的であったと思います。
しかしながら、デート機能が付き始めるとまたもや裏蓋から追いやられてしまいます。
オートフォーカスが主流になった頃にはモルト等の遮光材料の進歩やプラスチック成型の精度向上もあり、
パトローネ部分に記載されている情報を窓越しに見る方式に変わってしまい、役目を終えました。
液晶モニタとして形を変えデジタルカメラに付いている、と言ってもいいかもしれません。

本部品に興味がある方は、以下のリンクより詳細確認及び注文が可能です。
DMM.make: https://make.dmm.com/item/882395/
Shapeways: http://shpws.me/Qq7N


コメントを残す